1000-1100  M氏
今日最初の生徒さんは、僕と同い年の男性。大手コンサル会社の社長さん。ポジション柄、様々なシチュエーションでスピーチやプレゼンをする機会が多い立場の方。

この方が僕のところにいらっしゃったのが、2016年の1月。まもなく3年経ちます。

僕の生徒さんの中で、最も成果を出されたお方です。

とにかく「成果を出すため」にストイックに自主練をなされてきました。

レッスンのたびに、ご自身で取り組んだ「録音物」を持参。レッスンはまずは彼の1週間の自主練の成果を聞ける「録音物」のクリティカルリスニングでスタート。

色々ご自身で「トライアンドエラー」を繰り返して、最終的なベストテイクを持ってきています。

そして一緒に聞いて、改善点を見つけ、そして次のレッスンまでにまたそれに取り組む。

そんな日々をコツコツと「3年間」続けてこられています。

大人がしっかりと戦略を以ってなにかに取り組めば、

成果が出ないわけない!

そんな姿を見せてくれる、すばらしいお方です。

1300-1430  えりかさん

*強いファルセットが出るようになっている。「支えのある声」こそが通る声。その発話のさじ加減を忘れずに。

*クラシックの歌曲もしっかりとやっています!

Come Again

*トップのハイノートがいつもより息漏れが多いですね。どうしましたかね?なおしましょう~。

*高い声を出したあとに、転換点の音がかすれる傾向にある。だから、高い声の出し方に注意してみよう。

*地声が低いのはどうしょうもないから。逆に可変性のあるところでの調整が大事。

*ソプラノもアルトもやっている。

*29日には最初にCome Again を聴かせてください。

1400-1530 エイミー

*歯の矯正を始めた。これからはしばらく意識と緊張が歯と下顎に集中する。その環境を利用として、そのエリアを素通りして、上顎あたりに声をあてる感じが理想の声がでます。

*偶発的にとても良い声がでましたね!その瞬間に自分をスキャンして!目線、姿勢、顎の位置、身体の動かし方、全てデータとしてセーブして、すぐに使えるようにしてください。

*その「声が飛びやすい姿勢」を偶然のものにせず、再現性の高いものにまで持って言ってください。じゃないと、もったいなーい。

*顎というものは、一般的にあげちゃうと、喉がしまるからよくないのだが、びみょ~~~なアングルであげることによって、ベストアングルが形成される。

*今日はこの「パーフェクトフィギャー」が形成されていることに注目してください。

*歌う前に「ゾーンに入る」そして歌姫になりきる。ディーバになりきる。そのスイッチがステージングにつながる。

*歌う時だけではなく、そのスイッチをプレゼンの時にも使うんです。

*このスピーチでトライしてみましょう!

*「どうやったら人の心を動かすのことができる歌が歌えるか?」常に考えながら歌ってくださいね。発声に取り組むのも大切ですけど、ステージングも同様、いやそれ以上に大切ですよ。

1530-1700  くぼたさん

高低合い盛りボイス
耳のちょっと上の、ちょっと前らへんからなんか声を出そうとすると、この声が出せる!

【高】拙者親方せっしゃおやかたと申すは、
【低】お立会の中うちに、御存じのお方もござりましょうが、
【高】お江戸を発たって二十里上方にじゅうりかみがた、
【高低】相州小田原一色町そうしゅうおだわらいっしきまちをお過ぎなされて、
【低】青物町あおものちょうを登りへおいでなさるれば、
【高】欄干橋虎屋藤衛門らんかんばしとらやとうえもん、
【高低】只今は剃髪ていはつ致して、円斉えんさいとなのりまする。
*なにが怖いかって、自分でピッチがづれていることに気づいていないで歌い続けることなんです。まずは録音して、自分のピッチのずれを「聞き取れるか?」確認。聞き取れれば、治ります。聞き取れなければ、別問題。
*メロディー単体で歌うときっちりとピッチが取れて歌えるのに、カラオケと一緒に歌うと、そこの音楽が上昇傾向にあるので、そこの上昇気流に乗ってしまって、ピッチが上がってしまっている。そういうときは「上昇メロディーのときはピッチがあがりすぎないように!」と気をつけながら歌いましょう。
*録音して、自分の短所に気付きましょう。まずは気づかないことには「なおしようがない!」当たり前のこと。
引き続き練習してください。