僕は東京の広尾でボイストレーニングのスタジオを運営しています。

 

軸となるメソッドは「自分が音を楽しむ」「相手を音で楽しませる」こと。常に「楽しい」を忘れないことです。そのために、座学ではなく、身体を動かす実践型レッスン方法をお届けしています。

「自分の声をなんとかしたい」と願う人たちに、発声という技術だけを追求するボイトレでは、退屈で、楽しくありません。ですので、ピアノの伴奏と共に音を実際に楽しみながらご自身の声を磨いていけるトレーニングを提供しています。

 

発話する環境はさまざま。プレゼンやスピーチ、交渉、オンラインの会話や歌に至るまで、あなたが輝くべきステージにおいて、魅力を最大限に引き出す「魅惑の養分」となり得る声の出し方を身につけていただきます。それを「仕事術」として活用できるまでに昇華させる技を身につけてもらっています。

 

 

 

 

僕はアメリカの大学を卒業後、ニューヨークで就職しました。仕事内容は映像制作。主に、撮影許可の取得、出演者やスタッフとの交渉、そして撮影を現場で仕切るという、英語の会話で人に動いてもらうやりとりがメインの業務でした。

 

そのとき直面したのが「言葉の壁」でした。

 

「誰に、何を伝えないといけないのか?」は明確に定まっているにもかかわらず、英語という「第2言語の壁」によって、うまく伝わらない。人は納得しないと、こちらが思うようには動いてくれない。自分の意思がなかなか相手に伝わらず、大変苦労したことがたくさんありました。

 

 

「どうしたら相手に伝わるのか?」

 

 

自分の意見の言語化、表現方法にとても工夫する日々が続きました。自分の指示が不十分のため、ときには想定外の誤解を生み、それが大きなトラブルにつながってしまう。そのためにトラブルを解決するための新たなアイデアを捻出しなくてはならない。

つたない英語で交渉を成立させないといけない苦行の日々。そんな、サバイバル環境の中、言葉の選び方、言語化、聞き抜く力、それら全てに全神経を集中する日々が続き、1日が終わる頃には、心身疲れ果てていました。

 

 

こうした「英語交渉術ブートキャンプ」みたいな生活を10年間送ってきました。その結果、「どのように伝えると相手に自分の想いが確実に伝わるのか?」というテクニックが自然に身についていました。

 

 

今から思い返せば、第2言語というバイアスがかかっていた分、とても訓練になっていたんだな、と思います。

 

そして15年のアメリカ生活にピリオドを打って帰国。 そこから日本の組織での生活が始まります。

 

ある日突然、僕は仕事仲間からこう言われました。

 

「山田さんは僕の反面教師です。物事は進んだとしても、それじゃ人がついてこない」

 

 

僕はそのとき大切なことに気づかされました。アメリカで仕事をしていたときは、あまりにも必死だったため、相手を論破するのが僕の役目。

自分の言っていることで説き伏せるのが得意。

人の心より成果が大事。

 

というスタイルが身に付いていたのです。

 

 

このスタイルさえあれば、仕事は成就する。

でも、そのあとに「人がついてこない」

 

それでいいのか?

 

どうしたらいいのか?

 

昔お世話になった恩師に相談したところ

「山田は仕事の話をするとき、本当に怖そうな顔をしているよね」

「山田は本来、笑顔の人なんだから、そのままの姿を見せることが大事だよ」

と言われました。

 

無意識のうちに自分の表情が、硬くなって相手を威嚇している…。

 

そこで僕は、「本来の自分の個性を輝かせることが、相手の心を開くことにつながるんだ」ということに気づきました。

 

 

「声と表情の合わせ技」

 

 

それ以降、意識と工夫で常に相手と共有する空気感を大切にしながら会話をするようになりました。

 

こうした一連の体験が、今の僕がレッスンで提供しているメソッドに大きく活用されています。

 

 

 

これからは、ますます、自分の気持ちをどうやって相手に伝えようか?悩んでいる人の役に立ちたい。自分のお客さんを輝かせる為に一生懸命になっている人のために役に立ちたいと思っています。

 

そのために、僕はこの『リーダーズボイススクール』をつくりました。

自分の個性をまず最大限輝かすこと。身のこなし方と表情と声。正に「あなた自身」を以いることによって、相手の心にアプローチしながら、しっかりと自分の意見を伝えていくこと。

 

そして、その結果、相手だけでなく自分も充実感に満ちた幸せな気持ちになることができる。このことを一人でも多くの人に伝えていきます。