毎週海外出張!
そんな忙しい仕事をなさっている
男性のビジネスマンが
生徒さんにいらっしゃいます。
その方が求めているのは
ネイティブ英語サウンド。
アメリカの大学院も卒業し、
英語のコミュニケーション自体には
全く問題なし。
すなわち
ビジネスのツールとしても
全く問題なし。
さらにスキルアップを目指すその方は
自分の英語サウンドが
ネイティブスピーカーの英語サウンドと比べて
非常に「薄っぺらい」ことに着目。
どうやったら
さらにネイティブサウンドに近づくか?
一緒にレッスンを始めました。
その彼はとても熱心。
毎回レッスンの始めに
「録音してきました。英語発音をチェックしてください!」
といって、
宿題を一生懸命練習。
録音、再生を繰り返して
「マイベスト」なテイクを聴かせてくれるのです。
このスタイルの練習を繰り返せば、
「改善」しないわけないですね。
話はちょっとはずれますが、
世界三大テノールのひとり
ルチアーノ・パヴァロッティのお話。
彼の専属のボイストレーナーとのやりとり。
バヴァロッティは毎回、ボイストレーナーに聞くそうです。
「今日の僕の声はどう?」
そうです。
ひとは、自分の声は自分では正しく聴き取れていないんです。
その証拠に
録音された声を聞くと、
みなさん必ず違和感を感じますよね。
でも、それが「自分の声」
空気を通って響く声が
周りの人々が「あなたの声」として認識する
あなた本来の声。
じゃ、いつも自分が聴いている
自分の声は?
はい、
骨伝導で響いて聞こえている声。
ですから、録音された声と違ってあたりまえなんです。
すなわち、自分の本来の声は
録音して聴かないとわからない。
誰かに聴いてもらって指摘してもらわないと
メインテナンスができないわけです。
話を戻して。
僕のその生徒さんですが、
自分の声を録音して聴く。
そしてそれを僕のところに持参して
チェックを依頼する。
そういった練習を繰り返すことにより
声は「かならず」ワンランクもツーランクも
アップした、新しい声が出せるようになります。
みなさん、
まずはご自身の声を録音して聴いてみてください。
それは、
髪型や服装を整えるときに鏡を見るのと同様、
録音=声の鏡
ご自身の声を整えるために「声の鏡」に
ご自身の声を映し出すのです。
あなたの声をチェックして、プレゼンスをアップさせるよう
微調整をしてみませんか?