喉の緊張を取るためには、
身体の「ある特徴」を利用して
練習することがよくあります。
それは
「人間は身体の2箇所に
同時に緊張部分を持てない」
という特徴です。
ですから、
喉の緊張を取りたければ
意図的に
喉とは別な場所に
「緊張部分」を作ればいいのです。
そうすれば、
今まで喉に集結していた「緊張軍団」が
「新しい箇所に緊張発生!
緊張軍団、全員そちらへ移動せよ!」
という脳からの指令で
自然に移動していくのです。
そうすると、
無理することなく、<
喉の緊張がほぐされるわけです。
じゃ、どこに緊張部分を作るか?<
よく用いられるのが、
喉から最も遠い場所、
そう「足元」です。
足元に緊張。。。。
音大ではこんなことをしていました。
「片足になって発声」
でもそれは
バランス感覚のいいひとには
あまり効果がないように思います。
そこでみんないろいろと工夫しています。
例えば
歩きながらの発声。
歩いているときは、
「転びたくない」わけで
自然と意識が足元にいっているわけです。
ですから、
「歩きスマホ」
これ危険じゃないですか?
全神経がスマホに行っちゃっているわけで
「緊張状態が2箇所に持てない」という<
ことと同じ。
足元に気が行かなくなり、
転んだりしてしまう。。。
最後にみなさん、
トイレに座って踏ん張る時
肩に力を入れながら踏ん張ってみてください。
「緊張状態が2箇所に持てない」
という意味がお分かりになると思いますよ。