ボイトレである程度声を作り上げると
得意な歌や
話慣れたスピーチなどは
今までになくとても素晴らしい
勝負声〜ステージボイスで
パフォーマンスできるようになります。
ま、それは
戦略をしっかりと練って
レッスンを進めているので、
当然の結果ではあるんですが、
なにより素晴らしい!
でも、この段階だと
まだ漏れがあるわけです。
初見で新曲を歌ってもらうときや、
新しい台本やスクリプトで話してもらうと、
残念ながら、出会ったとき、
すなわち最初のレッスン前のような
か細くて、喉声で、トゲトゲしくて、
そんな
聞いていて辛い声に
戻ってしまうのです。
注意のほとんどを
その新曲のメロディーや歌詞、
台本の文章に
持って行かれてしまうので
『しょうがない』のもわかります。
でもそこで、ひと呼吸。
そういう緊張感があるときこそ
相手の魂に届くステージボイスが
出したくはありませんか?
そう思って
曲を間違えてもいいですから
セリフ間違えてもいいですから
萎縮することなく、
威風堂々と声出してみましょう。
それは楽なことではありませんね。
意識して・工夫してなされる『技』ですから
技を実践することが楽でないのはあたりまえ。
そもそも楽なら『技』ではないですね。
舞台やドラマが始まるときの
いちばん最初の段階の『台本読み』
僕もなんどかご一緒させてもらったことがありますが、
初見の台本に釘付けになっていても、
声はしっかりとステージボイスを出してますね。
みなさん、
緊張するシチュエーションのときこそ、
ステージボイスが楽になる出せるように
練習してみましょう!