ときには6月に雪が降ることもある
太陽が月の周りを回ることもある
あなたの眼差しに熱い輝きが見える
これまでのすべてを覆すほどの驚き

ときにはそんな驚きに巡り合うこともある
願うことしかできずにいたわたしに
あなたは、これこそが愛なのだと教えてくれた
こんなことは望んでいなかった
思いもよらないことだった
それでも、どうしてかしら、満ち足りているの

そして今、こうして互いに向かい合うふたり
この世って、おかしな場所ね
ふたりのチャンスを逃してしまった
そう思った、ちょうどそのとき
あなたが現れて
最高のものを最後に残しておいてくれたの

バカな女の子に逃げられるたび
あなたはわたしの元を訪ね
いくつもの夜を一緒に過ごした
あなたはこう思っていた
「どうすれば苦しみから逃れられるだろう?」
わたしはこう思っていた
「この人の何がいけなかったのかしら」

別の誰かに愛を捧げておきながら
わたしと夢を分かち合おうなんて
そんなことはできないのよ
自分が本当に求めているものに
自分でも気付かないときがある

けれど今、
こうしてわたしたちは互いに向かい合っている
この世って、おかしな場所ね
ふたりのチャンスを逃してしまった
そう思った、ちょうどそのとき
あなたが現れて
最高のものを最後に残しておいてくれたの

ときには6月に雪が降ることもある
太陽が月の周りを回ることもある
ふたりのチャンスを逃してしまった
そう思った、ちょうどそのとき
あなたが現れて
最高のものを最後に残しておいてくれたの